トーチソングトリロジー
パルコ劇場「新」スタンダードシリーズ第4弾
時代を越え今あらたに、そしてネクスト・ジェネレーションへ。伝説の舞台を今ここに。 「トーチソングトリロジー」上演決定! 2003年に30周年を迎えたパルコ劇場。さらなる30年後へむけスタートした「新」スタンダードシリーズ。『ベント』、『ドレッサー』『メアリー・ステュアート』、に続き、第4作目はパルコ劇場のエポックメイクとなった伝説の舞台『トーチソングトリロジー』です。 時代を越え、そこに描かれている普遍的な人間の本質を、時代の新しい切り口を模索しながら、新時代のクリエーターとともに創作していく「新」スタンダード・シリーズ、若き演劇ファンの皆様へ、あらたな『名作』の感動をお届けします。 時代は「愛」を求めている。
1978年、作家自身の主演でオフ・オフ・ブロードウェイの老舗「ラ・ママ」で初演した1幕劇『インターナショナル・スタッド』から始まり、『子供部屋のフーガ』と『未亡人と子ども 最優先』を続けて公演し、1981年にはこの3作品をまとめて『トーチソングトリロジー』となりました。大人気となった本作品は1982年にはブロードウェイにあがり、1983年トニー賞の最優秀作品賞と主演男優賞を受賞。3年間のロングラン公演となりました。それを求めるのはいけないこと? ちょっと痛い3つの愛の物語(トーチソングトリロジー)。心に愛が満ちてくる・・・。 パルコ劇場では1986年に鹿賀丈史、西岡徳馬、佐藤オリエ、山岡久乃他によって日本初演され、センセーショナルを起こし、その2年後にも再演を果たしております。1988年には舞台同様作家自身の主演、アン・バンクロフト、マシュー・ブロデリックの共演により映画化もされ、映画界でも不朽の名作として位置づけられております。 センセーショナルを巻き起こした「トーチソングトリロジー」。当時は同性愛を扱った作品として、時代の先駆として上演されました。しかし、本作品で描かれているのは同性愛に対する偏見や、それゆえに虐げられたゆがんだ愛ではありません。人を想い、その人のために生きていくこと、それが「愛」なのだということ、「愛する」ということはとってもシンプルなことで、ただ自分自身が難しくしてしまっているということをこの作品は私たちにきっと思い出させてくれるでしょう。 どの時代も、どんな人も求めているものは、愛です。殺伐とした事件がメディアから聞こえてくるこの頃、人を想い、人を愛することの素晴らしさを少しだけ立ち止まって感じてみませんか? 愛し、愛されること、人間の普遍的な本質を描いた『トーチソングトリロジー』、 この秋、パルコ劇場は愛で満たされます。
公演日程 PARCO劇場
チケット取扱
他の公演会場スケジュール ※未就学児の入場はご遠慮ください
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