舞台はニューメキシコのモハベ砂漠にポツリと建つ、さびれたモーテル。
部屋の中には、この部屋の住人のメイ(寺島しのぶ)、
彼女にはるばる会いに来たエディ(香川照之)、そして老人(大谷亮介)。
かつて深く愛し合っていたエディとメイ。しかし、それは過去のもの。
再びメイを求めようとするエディ。しかしそれを激しく拒むメイ。
二人がもみ合っているところへ、メイが誰かに襲われていると勘違いした
ボーイフレンドのマーティン(甲本雅裕)が飛び込んできて、エディを羽交い絞めにする。
メイが襲われていたわけではないと分かったマーティンはエディを放し、 一緒に酒を飲み始めるが、
エディはマーティンに、 「本当は俺たちは母親違いの兄妹だ」という話を始める。
自分たちは恋に落ちたあとに、その事実を知ったが、二人とも求め合ってしまうのだと・・・。
エディは二人の生い立ちと自分たちの母親たち、そして父親について語り始める・・・。

二人のやりとりを始終傍観者のごとく聞いている一人の老人。この老人の存在は・・・。