浪曲って、よくわかんない! 古臭〜い感じ!
そんな浪曲のイメージを吹っ飛ばします!!!


その時代その時代の庶民の心をうたったもの、それが浪曲です。
国本武春が明治時代から現代まで、それぞれの時代にタイムスリップ!
時代によって異なった浪曲の歴史を、浪曲師の葛藤を交えつつ、 老若男女、浪曲を知っている方も、浪曲初体験の方も、 誰でもわかりやすく楽しめる、 ライブ感溢れるエンターテインメントとしてお届け致します。

初日から千秋楽までの5日間は、日替わりメニュー!?

ステージの内容は、毎回変わります。
浪曲の黄金期を観るもよし、衰退期に興味をもって頂くのもよし、 全日観て、浪曲史全時代を国本武春と共にタイムスリップして頂けたらなおのこと。
時代によって異なる浪曲を味わうことが出来ます。
初日:『浪曲誕生』
浪曲は講談、落語、歌舞伎、義太夫、長唄といった、さまざまな芸能の要素が詰まって成り立っています。そんな浪曲の始まりは、説教節、祭文、浮かれ節、阿呆陀羅経。江戸の昔、路地裏で演じられる大道芸でした。これが浪曲の誕生です。浪曲誕生で、初日の幕を開けます。
芸人の取締り令が発令されたことにより、芸人鑑礼という営業許可証をもらうために、明治5年、“浪曲節組合”という名の組合が設立しました。
浪曲が「浪花節」と名を変え、寄席へ進出。みるみるうちに、庶民の人気を得ました。

二日目:『大劇場とSP盤』
明治末、スーパースター「桃中軒雲右衛門」が登場。雲右衛門はその声と芸で大劇場を連日満員にし、世の注目を浴びました。
浪曲の黄金時代へタイムスリップ!

三日目:『ラジオの時代』
その後も浪曲はレコードの出現やラジオの普及と共に日本全国に人気が広まり、昭和初期には、“大衆芸能の王者”と呼ばれるようになりました。昭和時代の浪曲師二代目広沢虎造登場。ナマ声を響かせる時代からマイクを使ったラジオ放送の時代へ。戦前から戦後にかけて「清水次郎長伝」で“虎造節”が一世を風靡します。

四日目:『歌謡浪曲の登場』
終戦を迎え、日本にはアメリカの文化が急速に広まり、洋楽の台頭、映画ブーム、テレビの出現などと共に、浪曲人気は衰退します。流行し始めた歌謡曲を取り入れた“歌謡浪曲”の登場で、若干の盛り上がりは見せたものの、その衰退を止めることは出来ませんでした。浪曲師たちが、苦悩し葛藤する時代へタイムスリップ!

千秋楽:『浪曲の未来へ』
未来に向けて再び盛り上げようと奮闘する浪曲師国本武春!弾き語り浪曲をたっぷりとお聴かせ致します
▲PAGE TOP
ブルーグラスとは、バンジョーやマンドリンやギターで演奏される即興音楽です。
2003年文化庁の文化交流使として、米国の東テネシー州に留学した際、 国本武春は、三味線ブルーグラスバンドを結成しました。
黒船来航からちょうど150年、海を渡ってアメリカに上陸した三味線が、 “ジャパニーズバンジョー”と名を変え、気さくな仲間と共に アメリカから今一番ピュアで熱い音楽“ブルーグラス”を演奏しにやってきます。
世界で唯一の三味線ブルーグラスバンド“国本武春&ザ・ラストフロンティア”。
浪曲も即興音楽ですから、彼らとの息もピッタリ。
同じ曲でも奏者のその時の気分によって、曲調が変わるなど、 グルーヴ感溢れるライブです。

ステージに上がってから「ここは、こうしよう!」と、 メンバーから意見が出ることもしばしば…。
ステージごとに何が飛び出すかわかりません!
▲PAGE TOP
第一部:日本浪曲史

「浪曲」の誕生から隆盛、衰退、そして現在から未来への移り変わりを現代の浪曲師国本武春が明治、大正、昭和、平成とそれぞれの時代にさかのぼりながら演じ語る「日本浪曲史」。浪曲の歴史の全てが分かる60分!
パルコの5日間をどかーん!と“たっぷり”“しびれる”ダイジェスト版で送ります。
第二部:世界初の三味線ブルーグラスバンド

武春の浪曲とラストフロンティアでのブルーグラス、国本の今をお楽しみ下さい。
▲PAGE TOP
国本武春 ( くにもとたけはる )
浪曲師1960年千葉県生まれ。19歳で“語り”で表現することの魅力に取りつかれ浪曲界入り。82年上野本牧亭での初舞台を皮切りに、寺山修司の演劇に参加するなど数々のライブに出演。87年にジョン・ゾーンのプロデュースするライブアクトに参加する為渡米、ニューヨークとボストンで各国のアーティストと共に公演。ボイスパフォーマンスを披露する。この頃から三味線にギターのフレーズを取り入れた独自の三味線奏法を開発、ロックやR&Bに「語り」と三味線が合体したスタイルを確立、作詞作曲を始める。芸術選奨文部大臣新人賞、国立演芸場花形演芸大賞を2度受賞。宮本亜門演出のブロードウェイ・ミュージカル「太平洋序曲」に主演、NY・ワシントンDC公演では米国批評家に絶賛される。2003年、音楽と語りを担った短編アニメ「頭山」は米アカデミー賞にノミネートされた。同年9月、日本の芸能で世界に通ずるものを作りたいと渡米。文化庁の第一回文化交流使として米国テネシー州で歌手・ブルーグラス三味線奏者、ストーリーテラーとして1年間に渡り活動。アメリカで結成したブルーグラス・バンド“国本武春&ザ・ラストフロンティア”で2004年『アパラチアン三味線』、2005年『すし&ぐれいびー』と連続して音楽アルバムをリリース。日米でコンサートツアーを行うなど米国ブルーグラス音楽界でも注目を集めている。今後もアメリカで3枚目のブルーグラスアルバムのリリースを予定しているほか、ブルーグラスアワードにも挑戦の予定。2005年9月から昔話を題材に「国本武春の観客養成講座てりんぐ2005」を4ヵ月連続して公演。年末には毎年恒例の「国本武春の大忠臣蔵」を開催するなど現在ライヴ、TV、ラジオ出演と精力的に活動している。

    受賞歴
    1989年(平成元年)第41回 国立演芸場 花形演芸会 銀賞
    1993年(平成5年)第56回 国立演芸場 花形演芸会 銀賞
    1995年(平成7年)平成度 第50回 文化庁芸術祭 新人賞
    1996年(平成8年)平成7年度 第12回 浅草芸能大賞 新人賞
    1997年(平成9年) 平成8年度 国立演芸場 花形演芸大賞 銀賞
    1999年(平成11年)平成10年度 国立演芸場 花形演芸大賞 大賞
    2000年(平成12年)平成11年度 第50回 芸術選奨 文部大臣新人賞
    2002年(平成14年)平成13年度 国立演芸場 花形演芸大賞 大賞
■ザ・ラストフロンティア メンバー紹介
ジェイ・ピー・マセス2世
テネシー州エリザベストン出身、1980年12月4日生まれ、通称JP。バンジョー担当。バンジョーの神様の申し子、パワータイミングともピカイチ。ブルーグラスにどっぷり浸かった環境で育ち、高校2年のときからETSU(イーストテネシー州立大学)のブルーグラスバンドに参加。来日は5度目、世界各地でバンジョーを響かせている。CDアルバムはダニエル・ボナーと「ETSU Bluegrass Pride (Now snd Then 2002)」を発表している。

アーロン・ジャクソン
テキサス州クイットマン出身、1984年4月12日生まれ、マンドリンとコーラス担当。メンバー中最年少の彼は本来はギタリスト、ラストフロンティアではバンジョーを弾いています。3才でピアノ10才でギターを弾き始める、マンドリンは大学に入ってから本格的にプレイ。練習熱心なアーロンはどこでもいつでもマンドリンを手放さない、本番直前まで彼のマンドリンの音がバックステージを駆け巡っています。

ダニエル・ボナー
ニュージャージー州ブリッジトン出身、1981年12月9日生れ、ギターとリヴォーカル担当。歌心があり、ギターも上手くJPと並んでバンドの顔の一つ。楽器はフィドル、マンドリン、ピアノと何でもござれ、山手線で見知らぬ婦人とオペラも歌うマルチプレイヤー。JPと共に2001年ETSU日本ツアーに参加、その模様は「ORIENT EXPRESS・The LIVE IN JAPAN」というDVDにおさめられている。

※ベース担当:オリジナルメンバーのケン・トーマスが来日出来ず調整中。
▲PAGE TOP