スタッフプロフィール
ニール・サイモン Neil Simon 作
1927年ニューヨーク生まれ。46年映画会社ワーナー・ブラザースに入社。48年より兄ダニーと組んでラジオやテレビ、ショーの台本を書き始める。55年「キャッチ・ア・スター」がブロードウェイのプリマス劇場で上演。56年兄がディレクターに転身したため一人でテレビ台本を書き始め、「シド・シーザー・ショー」、「サージェント・ビルコ」等のシリーズでエミー賞受賞。61年独立後の初戯曲「カム・ブロー・ユア・ホーン」がブロードウェイで大ヒット。その後、「裸足で散歩」、「おかしな二人」、「サンシャイン・ボーイズ」「第二章」、B・B三部作(「ブライトン・ビーチ回顧録」「ビロクシー・ブルース」「ブロードウェイ・バウンド」)、「ヨンカーズ物語」など次々傑作戯曲を発表。トニー賞、ピュリツァー賞など受賞多数。また、30を超える戯曲の8割近くが映画化され世界中で親しまれている。

高橋昌也(たかはし まさや) 演出
1930年東京生まれ。劇団新人会設立に参加。劇団四季、文学座、現代演劇協会・劇団雲を経て、75年演劇集団円に参加。俳優、演出家として幅広く活躍する。俳優としての代表作は「動物園物語」(62年・文学座)のジュリー役、「榎本武揚」(67年・雲)の武揚役、映画「女の一生」の伸太郎役など。また70年代後半から演出家としての活動に力を入れ、「建築家とアッシリア皇帝」(75、84年)、「うしろの正面だあれ」(83年)などの別役実作品、シェイクスピア作品など多くの話題作を演出した。87年に銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任、99年の閉館まで務めた。在任中に黒柳徹子の主演作品「幸せの背くらべ」(96年読売演劇大賞演出家賞受賞、97年再演)、「ライオンのあとで」(97年)、「マレーネ」(99年)の演出を手がける。その後、パルコ製作となった黒柳徹子主演海外コメディシリーズでも、「レティスとラベッジ」(00年)、「ポンコツ車のレディ」(01年)、「ブロンドに首ったけ」(02年)、「幸せの背くらべ」(03年)と続けて演出を手がけた。

キャストプロフィール
黒柳徹子(くろやなぎ てつこ)

 東京音楽大学・声楽科を卒業後、NHK放送劇団に入団。飯沢匡作のラジオドラマ「ヤン坊、ニン坊、トン坊」でデビュー。NHK専属のテレビ女優第一号として活躍する。その後文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇スタジオで学ぶ。1961年の第一回放送作家協会女優賞をはじめ、数多くの賞を受賞。日本で初めてのトーク番組「徹子の部屋」は28年目を迎える。またクイズ「世界・ふしぎ発見!」は18年目となるなど、テレビ番組出演多数。84年にはNHK放送文化賞を受賞している。また著書の「窓ぎわのトットちゃん」は700万部というベストセラーになり、世界33カ国で翻訳されている。その印税による「社会福祉法人トット基金(日本ろう者劇団)」設立や「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ(アメリカろう者劇団)」招聘協力、ユニセフ親善大使としての各国訪問などの活動にも力を注いでいる。主な舞台に「罠」(64年)、「マカロニ金融」(68、80年)、新劇合同公演「シュバルツの裸の王様」(80年)、「世の中みんなテスト病」(84〜87年)、NLT「ニノチカ」(89〜98年)、青年劇場「喜劇キュリー夫人」(92年〜)、NLT「幸せの背くらべ」(96年〜・初演、再演は銀座セゾン劇場)など。銀座セゾン劇場で89年から始まった海外コメディシリーズで、11演目、13作品に主演。セゾン劇場閉館後シリーズを受け継いだパルコプロデュース公演として4作品に主演している。96年「幸せの背くらべ」と「マスター・クラス」で毎日芸術賞、読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。

川上麻衣子(かわかみ まいこ)

 1966年、スウェーデン・ストックホルム生まれ。80年ドラマNHK人間模様「絆」でデビュー。ドラマ「3年B組金八先生」「青が散る」(以上TBS)などで人気女優となる。主な出演作品に、映画「うれしはずかし物語」「その男凶暴につき」「でべそ」(第6回日本映画プロフェッショナル大賞主演女優賞受賞)「カタルシス」、ドラマ「おしん」「秀吉」(以上NHK)「女検事・霞夕子」(NTV)「アゲイン〜ラブ・ソングをもう一度」(TBS)、舞台「フールズ」(サンシャイン劇場)「ラヴ・レターズ」「椿姫」「ドアをあけると・・・」(以上パルコ劇場)「午後の遺言状」(東京芸術劇場)「天国から来たチャンピオン」(シアターコクーン他)「十二夜」(紀伊国屋ホール)など。今年出演したドラマ「牡丹と薔薇」(CX)は社会現象を巻き起こすヒット作となった。また、写真集のほか、エッセイ集「ストックホルムからの手紙」も出版されている。

うじきつよし

 1957年、東京都生まれ。73年「子供ばんど」を結成、バンドリーダー及びボーカル、ギターを担当。80年アルバム「WELOVE子供ばんど」でデビュー、数多くのアルバム・シングルをリリースし、2000回以上のライブ活動を行う。90年頃より活躍の場を広げ、俳優として舞台、映画、ドラマに出演するほか、軽妙なトークでバラエティ番組でも人気者に。主な出演作品に映画「226」「愛を乞う人」「どら平太」「ロボコン」、ドラマ「もしも願いが叶うなら」(CX)「すずらん」「北条時宗」(以上NHK)、バラエティ「カルトQ」「平成教育委員会」(以上CX)、舞台「マランドロ」(日生劇場)「サイドマン」(パルコ劇場)「奇人たちの晩餐会〜馬鹿にしやがれ」(世田谷パブリックシアター)など。今年から「サンデープロジェクト」(ANB)のキャスターとしても活躍中。来年は大河ドラマ「義経」(NHK)の出演も決まっている。

岡田眞澄(おかだ ますみ)

 1935年、フランス・ニース生まれ。52年、日劇MUSIC・HALLで初舞台を踏み、53年東宝ニューフェイス、54年日活撮影所入所。「太陽の季節」「幕末太陽傳」「嵐を呼ぶ男」等の一世を風靡した映画60本以上に出演。60年フリーになり、「冬の華」「将軍」「いつかどこかで」等、話題作品に出演。映画出演は110本を超え、常に第一線で舞台、映画、テレビ、CM、ナレーションに幅広く活躍中。最近の舞台は「ラ・カージュ・オ・フォール」「アニー」(以上青山劇場)「リア王」「エリザベス」(以上銀座セゾン劇場)「マヌエラ」「ニジンスキー」(以上パルコ劇場)「キャンディード」(東京国際フォーラム)「私生活」(ル テアトル銀座)「椿姫」(新橋演舞場)等。テレビでは、「生活ほっとモーニング」(NHK)「おもいっきりテレビ」「踊る!さんま御殿」(以上NTV)「こたえてちょーだい」「SMAP×SMAP」(以上CX)、「情報スピリッツ」「アド街ック天国」(以上TX)等に出演。