“女優”黒柳徹子を知っていますか?

 皆さんご存知の黒柳徹子。往年の「ザ・ベストテン」や、長寿番組「徹子の部屋」、「世界・ふしぎ発見!」等での活躍で、黒柳徹子といえば司会者、タレントとして認識している方が多いのではないでしょうか。 
しかし、彼女は文学座やニューヨークで演技を学び、かつては多くのドラマにも登場した、れっきとした女優です。
そして今、“女優”黒柳徹子を観ることができるのは、舞台の上だけです。「徹子の部屋」を始めたとき、テレビの中で役を演じることを自ら封印したのです。
その“女優”黒柳徹子のライフワークとなっているのが、この「海外コメディシリーズ」。89年銀座セゾン劇場の「レティスとラベッジ」から始まり、セゾン劇場閉館までの10年間に11演目・13作品に、00年からは、パルコ・プロデュース公演として6作品に出演しています。96年には、「幸せの背くらべ」と「マスター・クラス」で毎日芸術賞と読売演劇大賞の大賞および最優秀女優賞と受賞しました。舞台女優として、最高峰と言える快挙です。

記念すべきシリーズ20回目!
10秒に1回大爆笑できる、ジェットコースターコメディ!!


そんな、“女優”黒柳徹子を観たことがない方に、是非おすすめしたいのが、今回、記念すべきシリーズ20回目を飾る、「ルーマーズ」。90年にシリーズ2作目として「口から耳へ 耳から口へ」というタイトルで上演し、2時間の上演中に700回以上も爆笑が起こったという、伝説の作品です。喜劇の王様ニール・サイモンが、ニューヨークの豪邸に集まった4組のセレブカップルが巻き込まれ巻き起こす一夜の大騒動を描いた、抱腹絶倒の傑作です。黒柳徹子は最高のコメディエンヌぶりを披露し、毎年のお客様のアンケートでも、常に「もう一度観たい作品」として多くの声が寄せられていました。今回、満を持してのリニューアル上演となります。

魅力満点の俳優陣

共演も、コミカルな演技もシリアスな演技も定評のある益岡徹、華やかかつ知的な存在感を持つかとうかず子、オンシアター自由劇場出身の個性派・大森博史、「3年B組金八先生」の教頭先生役でおなじみの茅島成美、元劇団四季のベテラン俳優で退団後初舞台となる光枝明彦ら、豪華な面々が揃いました。

 観たことがない方もある方も、大いに笑って気分爽快になることうけあいの大爆笑喜劇「ルーマーズ」に、どうぞご期待ください。