大人の時間に、大人の劇場で、大人のSHOW。三谷幸喜が書き下ろすちょっと小洒落た恋バナとゴージャスなショータイムをお届けします!

パルコ・ミュージック・ステージ「ショーガール」 Vol.2 〜告白しちゃいなよ、you〜 2018年1月8日(月)〜1月14日(日) EXシアター六本木

INTRODUCTION

イントロダクション

1974年から1988年まで福田陽一郎 脚本・構成・演出、木の実ナナ、細川俊之の二人の出演で
PARCO劇場でシリーズ上演された、パルコ・ミュージック・ステージ「ショーガール」。
この「ショーガール」は多くの観客を魅了し、愛されました。
大人の恋の物語を歌と踊りでつづった「ショーガール」。
そしてこの作品は多くのクリエーターにも愛され、そして影響を与えました。
その一人が三谷幸喜です。
「いつかは「ショーガール」のようなショーをPARCO劇場でつくる」という三谷幸喜の
念願の企画が2014年8月、2016年3月に実現しました。

出演は川平慈英とシルビア・グラブ。
この二人とともに三谷幸喜が小粋な「男と女の物語」を歌と踊りで紡ぎ出します。
今回の新作では豪華日替わりゲストを迎え、EXシアター六本木にて新しい「ショーガール」が花開きます。
どうぞご期待ください!

STORY

とあるホテルのスウィートルーム。
売れっ子女流脚本家は数日前からこのスウィートルームにこもりっきり。
地位も名誉も人気もお金も全て手に入れたこの女流作家。しかし、ひとつだけどうしても手に入らないものが彼女にもあるようだ。
彼女は今、どうやら新作の2時間ドラマの執筆に行き詰まり、ホテルに缶詰状態。
創作活動に行き詰ることもある。それが今。筆が進まなくなると、このホテルのスウィートルームに籠り、なんとか筆を進めるためのきっかけを待つ。しかし、今回は執筆どころではない状況。毎夜彼女はあることに悩まされつづている。それは音・・・。自分の頭の上から聴こえてくる「ゴボゴボゴボッ」というなんとも遠慮のない、下品な音。どうやら上階の客室のバスタブから湯が抜かれるたびに聴こえてくるようだ・・。たまりかねた彼女がホテルのフロントになんとかしてくれとクレームを入れた。そこへやってきた配管工。
しかし、よりによって、この時ばかり、あの下品な「ゴボゴボゴボッ」という音が聞こえてこない。挙げ句の果ては空耳だと疑われる始末。そして、配管工も職人よろしく、どうしてもその「音」の正体をつきとめたくなった。そこで結局、その「音」が聞こえるまで、このスウィートルームで配管工は待つと言い出す。配管工は配管工。私は私。しかし、どうやら彼は彼女がどうしても手に入らないものを持っている気がしてならない・・・。瀟洒なスウィートルームで女流作家と配管工の二人っきりの時間が始まった・・・。

つねに書き続けている三谷幸喜ならではの視点で脚本家の心情を描きながら、
大人の恋を描く新作にどうぞご期待ください!

HISTORY

ヒストリー

「ショーガール」とは?
1974年から15年にわたってパルコ劇場で上演された大人の恋と物語を歌と踊りでつづったショー。
作・構成・演出を福田陽一郎、音楽監督・宮川泰、木の実ナナ、細川俊之出演で観客を魅了し続けたシリーズ。
この「ショーガール」は当時、パルコ劇場のひとつの「顔」として彩りを添えた作品でもある。
パルコ劇場を語るには「ショーガール」なしではありえない。

SHOW GIRL上演データ

  • SHOW GIRL

    PARCOディナーショー
    PM9:55劇場 SHOW GIRL

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日:1974年7月23日 (火) ~ 7月27日 (土)
    会場:西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.2

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1974年10月5日 (土)~10月10日 (木)
    会場:西武劇場
    公演日程:1975年8月30日 (土)~8月31日 (日)
    会場:西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.3

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1975年1月18日 (土) ~ 1月25日 (土)
    会場:西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.4
    女の害について

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1976年3月26日 (金) ~ 4月3日 (土)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.5
    真夜中のパーティ

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1976年11月2日 (火)~11月10日 (水)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.6
    わたしの可愛いひと

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1977年12月14日(水)~12月25日(日)
    会場:PARCO西武劇場
    公演日程:1978年2月21日(火)~2月25日(土)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.7
    離婚友だち

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1978年12月8日(金)~12月30日(土)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.8
    第2章 書きかけの童話

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1979年12月7日(金)~12月25日(火)
    会場:PARCO西武劇場
    公演日程:1980年1月7日(月)~1月17日(木)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.9

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1980年12月4日(木)~12月28日(日)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.10
    サヨナラを言うまでは

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1981年12月5日(土)~12月27日(日)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.11
    ラヴストーリーレッスン

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1983年12月6日(火)~12月29日(木)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.12
    LOVE・二都物語

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1984年12月5日(水)~12月27日(木)
    会場:PARCO西武劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.13
    ベスト・フレンド物語

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1985年12月5日(木)~12月28日(土)
    会場:PARCO劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.14
    恋の引越し物語

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1986年12月5日(金)~12月28日(日)
    会場:PARCO劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.15
    幕が降りても!

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1987年12月5日(土)~12月27日(日)
    会場:PARCO劇場

  • SHOW GIRL

    SHOW GIRL no.16
    また逢う日まで

    作・構成・演出:福田陽一郎
    出演:木の実ナナ、細川俊之
    公演日程:1988年12月5日(月)~12月25日(日)
    会場:PARCO劇場

  • SHOW GIRL

    パルコ・ミュージック・ステージ
    「ショーガール」

    作・演出:三谷幸喜
    出演:川平慈英 シルビア・グラブ
    演奏:<ピアノ>荻野清子 <ベース>一本茂樹
    <パーカッション>萱谷亮一
    公演日程:2014年8月21日(木)~9月14日(日)
    会場:PARCO劇場

    特設ページ
  • SHOW GIRL

    パルコ・ミュージック・ステージ
    「ショーガール」
    〜こんな出会いも悪くない〜

    作・演出:三谷幸喜
    出演:川平慈英 シルビア・グラブ
    演奏:<ピアノ>荻野清子 <ベース>一本茂樹
    <パーカッション>萱谷亮一
    公演日程:2016年3月13日(日)~3月22日(火)
    会場:PARCO劇場

    特設ページ

CAST & STAFF

キャスト&スタッフ

キャスト&スタッフ

PROFILE

三谷幸喜(みたに こうき)Koki Mitani:作・演出

1961年7月8日生まれ。東京都出身。A型。日大芸術学部演劇学科卒業。
在学中の83年に劇団“東京サンシャインボーイズ”を結成。
劇団は94年度の公演から30年間の充電期間に入っている。
以降、脚本家として数多くのTVドラマを執筆、近年は映画監督も手掛け、精力的に活躍。

★主な作品(各作品の初演を明記)

<STAGE>
○東京サンシャインボーイズ公演
「12人の優しい日本人」THE GENTLE TWELVE(90)
「彦馬がゆく」HIKOMA THE HERO(90)
「ショウ・マスト・ゴー・オン」THE SHOW MUST GO ON(91)
「ラヂオの時間」THE RADIO TIME(93)
「東京サンシャインボーイズの『罠』」TOKYO SUNSHINE BOYS“WANA”(94)
○パルコ・プロデュース公演
「ダア!ダア!ダア!」Dah!Dah!Dah!(93)
「出口なし」NO EXIT!(94)
「君となら」NOBODYELSE BUT YOU(95)
「巌流島」THE ODD DUELISTS(96)
「笑の大学」WARAI NO DAIGAKU(96)
「バイ・マイセルフ」BY MYSELF(97)
「温水夫妻」Mr.&Mrs.NUKUMIZU(99)
「マトリョーシカ」MATRUSCHKA(99)
「オケピ!」Musical:THE ORCHESTRA PIT(00,03)
「バッド・ニュース☆グッド・タイミング」BAD NEWS ☆GOOD TIMING(01)
「彦馬がゆく」HIKOMA THE HERO(02)
「なにわバタフライ」NANIWA BUTTERFLY(04)
「12人の優しい日本人」THE GENTLE TWELVE(05)
「PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場」KETTO!TAKADA NO BABA(06)
「コンフィダント・絆」Les Confidants(07)
「グッドナイト スリイプタイト」GOOD NIGHT SLEEP TIGHT(08)


「なにわバタフライN.V」NANIWA BUTTERFLY NEW VERSION(10,12)
「国民の映画」Der Film Der Nation(11,14)
「90ミニッツ」90minutes(11)
「桜の園」The Cherry Orchard(12 翻案演出)
「其礼成心中」 Much Add about Love Suicides(12,13)
「ホロヴィッツとの対話」Dialogue with Horowitz(13)
「ロスト・イン・ヨンカーズ」 Lost in Yonkers(13 上演台本・演出)
「君となら」nobody else,but you(14)
「ショーガール」koki mitani’s Show Girl(14)
「紫式部ダイアリー」(14)
「burst!」(15)
「不信 ~彼女が嘘をつく理由」(17)
○東京ヴォードヴィルショー公演
「にくいあんちくしょう」(91)、「その場しのぎの男たち」(92)、「アパッチ砦の攻防」(96)「竜馬の妻とその夫と愛人」(00)、「エキストラ」(06)、「田茂神家の一族」(15 脚本)
○他おもな作・演出公演
「ヴァンプ・ショウ」VAMP SHOW(91)、「You Are the Top~今宵の君」(02)、「恐れを知らぬ川上音二郎一座」(07)、「TALK LIKE SINGING」(09)、「ろくでなし啄木」(11)、「ベッジ・パードン」(11)、「おのれナポレオン」(13)、「ドレッサー」(13 演出)、「声」 (13 上演台本・演出)、「抜目のない未亡人」(14 上演台本・演出)、「吉良ですが、なにか?」(14 脚本)

<MOVIE>
○脚本・監督
「ラヂオの時間」(97原作【三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ】・脚本・監督)、「みんなのいえ」(01 脚本・監督)、「THE有頂天ホテル」(06脚本・監督)、
「ザ・マジックアワー」(08脚本・監督)、「ステキな金縛り」(11脚本・監督)、「清須会議」(13原作・脚本・監督)、「ギャラクシー街道」(15脚本・監督)
○原作・脚本
「12人の優しい日本人」(91原作・脚本)、「竜馬の妻とその夫と愛人」(02原作・脚本)、「笑の大学」 (04原作・脚本)
<TVドラマ>
「振り返れば奴がいる」(93)、「古畑任三郎」(94・96・99)、「王様のレストラン」(95)、「竜馬におまかせ」(96)、「総理と呼ばないで」(97)、「今夜、宇宙の片隅で」(98)、「合い言葉は勇気」(00)、「HR」(02-03)、「新選組!」(04)、「わが家の歴史」(10)、「short cut」(11 脚本・監督)、「大空港2013」(13脚本・監督)、
「オリエント急行殺人事件」(14) 、「真田丸」(16)
<RADIO>
J-wave「DOCOMO MAKING SENSE」
<BOOK>
「ありふれた生活1〜10」

シルビア・グラブ(Sylvia Grab):出演

BOSTON大学 音楽学部声楽科卒業。
『Jerry’s Girls』(1997年)をはじめ、『I GOT MERMAN』『INTO THE WOODS』 『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『三銃士』など数々のミュージカル作品に出演。2009年は話題作の『レベッカ』でダンヴァース夫人役を演じ、第34回菊田一夫演劇賞受賞。
翌年には再演。2011年、当作品『国民の映画』にて第19回読売演劇大賞 優秀女優賞を受賞。
2012年はSHOW-ism『TATTOO 14』、翌13年シアタークリエにて再演。9月には初主演となる『next to normal』シアタークリエに出演。三谷幸喜作品は『国民の映画』に続き、2作目となる。

川平慈英(かびら・じえい)

1962年生まれ。沖縄県出身。86年にスーパーロックミュージカル『MONKEY』で俳優デビュー。
以降、舞台を中心にドラマや CM、映画と多数出演。97年にミュージカル『雨に唄えば』で第4回読売演劇大賞男優賞を受賞。またサッカーナビゲーターとしても広く知られている。近年の主な出演作は、【舞台】『フロッグとトード』(鈴木裕美演出)、『趣味の部屋』(古沢良太脚本、行定勲演出)、『Shoes on!』(本間憲一演出)、『Forever Plaid』(板垣恭一演出)など。2013年6月に劇団『東京演者兄弟会』を立ち上げる。
【ドラマ】『表参道高校合唱部!』(TBS)、『トクボウ』(YTV)、星新一ミステリーSP『きまぐれロボット』(CX)、『悪夢ちゃん』(NTV)など。【映画】『THE 有頂天ホテル』(三谷幸喜監督)、『いぬのえいが』(犬童一心監督) など。

PARCO STAGE