黒柳徹子
 
 
 
黒柳徹子 KUROYANAGI Tetsuko
 
 
 
東京音楽大学・声楽科を卒業後、NHK放送劇団に入団。
飯沢匡作のラジオドラマ「ヤン坊、ニン坊、トン坊」でデビュー。NHK専属のテレビ女優第一号として活躍する。その後文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇スタジオで学ぶ。1961年の第一回放送作家協会女優賞をはじめ、数多くの賞を受賞。日本ではじめてのトーク番組「徹子の部屋」は28年目を迎える。またクイズ「世界・ふしぎ発見!」は18年目となるなど、テレビ番組出演多数。84年にはNHK放送文化賞を受賞している。また著書の「窓ぎわのトットちゃん」は700万部というベストセラーになり、世界33カ国で翻訳されている。その印税による「社会福祉法人トット基金(日本ろう者劇団)」設立や「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ(アメリカろう者劇団)」招聘協力、ユニセフ親善大使としての各国訪問などの活動にも力を注いでいる。主な舞台に「罠」(64)、「マカロニ金融」(68/80)、新劇合同公演「シュバルツの裸の王様」(80)、「世の中みんなテスト病」(84〜87)、NLT「ニノチカ」(89〜98)、青年劇場「喜劇キュリー夫人」(92〜)、NLT「幸せの背くらべ」(96年〜・初演、再演は銀座セゾン劇場)など。銀座セゾン劇場では「レティスとラベッジ」(89)、「口から耳へ、耳から口へ」(90)、「リリーとリリー」(91)、「マダム・バブル」(92)、「カラミティ・ジェーン」(93)、「シャンブル・マンダリン」(95)、「幸せの背くらべ」(96/97)、「マスター・クラス」(96/99)、「ライオンのあとで」(97)、「喜劇キュリー夫人」(98)、「マレーネ」(99)の11演目、13作品に主演した。またパルコ・プロデュース公演としては「レティスとラベッジ」(2000)、「ポンコツ車のレディ」(01)「ブロンドに首ったけ」(02)に主演している。96年「幸せの背くらべ」と「マスター・クラス」で毎日芸術賞、読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。

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