ハーヴェイ・フォーブス・ファイアステイン HARVEY FIERSTEIN 作
1954年、ニューヨーク・ブルックリン生まれ
アメリカ人の俳優、作家、歌手。現在はコネチカット州の小さくて裕福な町リッジフィールドに在住。舞台と映画になった半自伝的作品『トーチソング・トリロジー』でもっとも良く知られる。『トーチソング・トリロジー』の舞台版、映画版の両方に自ら主演、1983年、同作品でトニー賞の最優秀主演男優賞および最優秀演劇賞を受賞。また、映画『ミセス・ダウト』ではロビン・ウィリアムズの特殊メイク係の兄として出演、他、1996年夏の大ヒット作『インデペンデンス・デイ』にはカール役の声で、『ザ・シンプソンズ』のエピソードの一つではホーマー・シンプソンのアシスタントとして、また自ら手がけた児童書『いくじなしのアヒルの子』に基づく1999年のHBOスペシャルプログラムでは「エルマー」の声で出演。「チアーズ」シリーズ中の一作にも出演、また「ハーヴィー・ミルク」についてのドキュメンタリーのナレーターも務めた。 ハスキーな声と開けっぴろげなオカマ風の物腰で知られるファイアステインは、映画出演の他、スタンダップ・コメディアン、ドラッグ・クイーンとして、またゲイ問題についての劇作家、コラムニストとしても名を馳せている。ジェリー・ハーマンのミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』では脚本を担当し、1984年のトニー賞ミュージカル部門最優秀脚本賞を受賞。また2003年には、ミュージカル『ヘアースプレイ』(ジョン・ウォーターズの映画に基づく)で、やはりトニー賞ミュージカル部門の最優秀主演男優賞に輝き、トミー・テューン以来唯一、トニー賞の別々の四部門で受賞するという快挙を成し遂げる。『屋根の上のヴァイオリン弾き』のブロードウェイ・リヴァイヴァルでは、2005年2月から同作品がクローズする2006年1月まで、牛乳屋テヴィエ役を演じた。 ファイアステインはまた、シリウス・ラジオ・ネットワークでの『シリアスOutQラジオ』の声も担当している。2006年5月31日、NBCネットワークの『トゥディ・ショー』にライヴ出演、同番組の司会者だったケイティー・クーリックの人生最後の日々を讃える歌を捧げた。