フレンズ Friends

舞台には二人の女優、机の上にはノートパソコンが一台ずつ。
その後方にはパソコン画面や、風景を映し出すスクリーン。そして生の歌声と演奏。
2001年秋初演、2002年冬再演と、大きな感動を呼んだ舞台が、この冬また、かえってきます。

メーリング・ドラマ「フレンズ」は、今や電話や手紙に代わるコミュニケーション・ツールとして日常に欠かせないものとなった、「メール」のやりとりにスポットを当てた舞台劇です。
舞台上には二人の女優。机の上には、ノートパソコンが一台ずつ。その後方にはパソコン画面や、風景を映し出すスクリーン。そして、生の歌声と演奏。
芝居と映像と音楽の全く新しいコラボレーションとして企画されたこの舞台は、2001年10月北海道栗山町で幕を開け全国8か所で公演、各地で感動の涙と大反響を呼びました。そして熱烈なご要望にお応えして1年後の2002年12月に早くも再演いたしました。

登場人物は、高校時代の同級生だった二人の女性。昔はそれほど親しくなかったものの、ふとしたきっかけでメールを交換が始まります。学生時代の思い出話、毎日の愚痴など他愛のないやりとりが、いつしか仕事や恋愛・結婚の悩みといった「30代女性の微妙な本音」の交換になり、二人はかけがえのない友人同士となるのですが…。

現代女性の心理を描くことには定評のある脚本家・飯島早苗が、「決して顔をあわすことなく、メールのみで語られる」という制約の中で、二人の女性が悩みながらも成長する姿を見事に綴り、「泣かせる演出」を得意とする長谷川康夫が、それを観客の心に、時には繊細に、時には激しくダイレクトに伝えます。
出演は、斉藤由貴と七瀬なつみ。二人の演技派女優が、渾身の演技で30代女性の気持ちの揺れと葛藤、感情の吐露を演じ、クライマックスには、掛け値なしの涙を誘い、最後には静かな感動を与えます。そして、演奏と歌を担当するのは、崎谷健次郎。
この作品の主題歌「Love is Beautiful」や、ヒット曲「もう一度夜を止めて」など、劇中に挿入される珠玉のメロディと美しい歌声が、二人の女性とともに観客を包みこみ、夢のような劇空間にいざないます。

また今回は、作品の舞台となる北海道の風景の写真を撮り下ろして一新。スクリーンに映し出される、美しい映像もみどころの一つです。

新しい形の演劇としてスタンダードとなったメーリング・ドラマ「フレンズ」。
最強のスタッフ・キャストでお贈りする感動の舞台にどうぞご期待ください。




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