高橋昌也(たかはし まさや) 演出
1930年東京生まれ。劇団新人会設立に参加。劇団四季、文学座、現代演劇協会・劇団雲を経て、 75年演劇集団円に参加。俳優、演出家として幅広く活躍する。俳優としての代表作は「動物園物語」(62年・文学座)のジュリー役、「榎本武揚」(67年・雲)の武揚役、映画「女の一生」の伸太郎役など。また70年代後半から演出家としての活動に力を入れ、「建築家とアッシリア皇帝」(75、84年)、「うしろの正面だあれ」(83年)などの別役実作品、シェイクスピア作品など多くの話題作を演出した。87年に銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任、99年の閉館まで務めた。在任中に黒柳徹子主演作品「幸せの背くらべ」(96年読売演劇大賞演出家賞受賞、97年再演)、「ライオンのあとで」(97年)、「マレーネ」(99年)の演出を手がける。その後、パルコ製作となった黒柳徹子主演海外コメディシリーズでも、「レティスとラベッジ」(00年)、「ポンコツ車のレディ」(01年)、「ブロンドに首ったけ」(02年)、「幸せの背くらべ」(03年)、「ローズのジレンマ」(04年)、「ふたりのカレンダー」(05年)と続けて演出を手がけた。また最近では俳優活動も再開し、映画「笑の大学」、「透光の樹」(05年日本映画批評家大賞助演男優賞受賞)、「メゾン・ド・ヒミコ」などで活躍。
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