人口が増え、さらに工業化が進んだ近未来、うらぶれた町工場「アサヒロボット」の作業場。
工場長(福田転球)や元ヤン女工(京野ことみ)をはじめ、工員達(ヨーロッパ企画メンバー)は皆一様にやる気のない仕事ぶり。新コンセプトのロボット開発中に先代の社長が謎の自殺を遂げて以来、同志だったマネージャー(粟根まこと)は酒浸りの日々。そこへ父親と違い、機械にはめっぽう弱い先代社長の息子・二代目(井ノ原快彦)が工場へと舞い戻ってきた。
二代目は工場のラインを壊すなど失敗ばかりだが、これを発端に工場が改善され工員達は覇気を取り戻していく。その一方で、エリート(中山祐一朗)が実は新しいロボットを開発したがっていることや、若い女工(松本まりか)がアサヒロボットに対してひそかに情熱を抱いていること、元ヤン女工が昔アサヒロボットの2足歩行自動販売機に助けられたこと、などが明らかになってくる。二代目は懸命に工員達を説得。
「こんなときこそ僕らにしかできない仕事をしましょう!僕らで新しいロボットを開発しましょうよ!」
二代目と若い女工のはかない恋や、先代社長の自殺の謎も絡めつつ、果たしてアサヒロボットは再起を果たすことができるのか!?