TOP|INTRODUCTIONSTORYCAST&STAFFPHOTO
―――― 登場人物 ――――
尾崎 馨 (松たか子)
尾崎信助の新妻。ヨーロッパへの新婚旅行を終え、夫の従兄弟の経営するホテルへ。新婚旅行で信助と何かあったのか、精神的に不安定な状態にある。神城礼二・美鳥との出会いにより、封印された過去が彼女を襲う。
尾崎信助 (田中哲司)
馨の夫。東京で人気のビストロを開いている叩き上げのシェフ。過去を語らぬ 馨を寛容 に受け入れ、深い愛情と誠意を持って接している。
神城美鳥 (鈴木 杏)
このホテルに父・礼二と長年暮らす二十歳の女。奔放で独創的な思考の持ち主。父親にただならぬ愛情を抱いている。閉塞的な生活をしてきたからか、東京からやってきた尾崎夫妻に強い関心を抱いている。
神城礼二 (吉田鋼太郎)
娘・美鳥とこのホテルに暮らす小説家。冒険小説を書いていたが、現在は新作を準備中。美鳥に深い愛情を注いでいる。しかし、妹・操子の死、またここ数ヶ月の美鳥の様子の変化にかつてない「不安」を感じ始めている。
三田村優治 (中村まこと)
このホテルを経営する男。レストランを切り盛りしていた妻・操子の突然の死によって、従兄弟である信助に助けを求める。自らレシピを体得すると言い出したものの、のらりくらりとやる気を見せない。
真田稔子 (梅沢昌代)
ホテルに長年務めている従業員。死んだ操子の親友であり、突然の死から精神に異常をきたしている。部屋に閉じこもった神城家に不快感を抱き続けている。


―――― スタッフ ――――
【作・演出】長塚圭史(ながつか・けいし)
1975年生まれ。
早稲田大学在学中の96年、演劇ユニット「阿佐ヶ谷スパイダース」の活動を開始、作・演出・出演の三役をこなす。「阿佐ヶ谷スパイダース」は、演目ごとに多彩なキャストを集めるプロデュース形式で作品を発表、観客の絶大な支持を集めている。 近年の公演は『日本の女』(01)、『十字架』(02)、『みつばち』(03)、『はたらくおとこ』(04)、『悪魔の唄』(05)、『桜飛沫』(06)、『イヌの日』(06)、『少女とガソリン』(07)など。
02年、『マイ・ロックンロール・スター』でパルコ劇場に作・演出家として進出。03年、マーティン・マクドナー作『ウィー・トーマス』ではじめて海外戯曲を演出し、高い評価を得た。続く04年の『ピローマン』(マーティン・マクドナー作)で、その評価をさらに高め、同年『はたらくおとこ』と『ピローマン』の2作品により、朝日舞台芸術賞と芸術選奨文部科学大臣新人賞をダブル受賞した。
05年、パルコ劇場2作目の書き下ろし作品『ラスト・ショウ』では読売演劇大賞・優秀作品賞を受賞、06年に再演した『ウィー・トーマス』では読売演劇大賞・優秀演出家賞を受賞した。
他の外部プロデュース公演としては、『真昼のビッチ』(04/ヴィレッヂ)、『アジアの女』(06/新国立劇場)、『ドラクル』(07/シアターコクーン)などがある。
07年12月には自身3作目となるマーティン・マクドナー作『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』をパルコ劇場にて演出、出演。
本作品が『マイ・ロックンロール・スター』、『ラスト・ショウ』に続く3作品目のパルコ劇場への書き下ろし作品となる。


美術 
二村周作
照明 
小川幾雄
衣裳 
伊賀大介
ヘアメイク 
河村陽子
演出助手 
山田美紀
舞台監督 
菅野将機
宣伝美術 
有山達也
宣伝写真 
久家靖秀
宣伝PR 
る・ひまわり
プロデューサー 
佐藤 玄
毛利美咲
制作協力 
伊藤達哉
製作 
山崎浩一
企画製作 
株式会社パルコ