STORY

菅原裕一(峯田和伸)は東京で一人暮らし。仕事もせず、ただただ怠惰な日々を送っていた。 35歳になりながら、母親に無心し、その金を使って、デリヘルを呼ぶような親不孝極まりない生活だ。 ある日、幼なじみの亮太(米村亮太朗)から電話が入る。「おまえの母さん死んだぞ」。 裕一が、弟・隆司(池松壮亮)からの電話に出なかったせいで、母親の葬式も既に終わっていた。 東北の田舎の実家に帰った裕一を、なじる隆司。 父の浩二(田口トモロヲ)は、「おまえ、東京に行ってもだらだらしてるだけなんだろ。 だったら、しばらく母さんの傍にいてあげなさい」と諭す。 裕一、浩二、隆司、食卓を囲んでも、ろくな会話はなく、空しく居間にテレビの音が響くだけ…。 仏壇では母親の遺影が笑っている…。 隆司は、母親の死の欠落感を埋めるため、恋人の里美(土村芳)と結婚することを決意する。 そして、1年後…。突然、浩二が智子(片岡礼子)という女性を家に連れて来る。 浩二は、今日から、智子が、二人の「母親」になることを告げる。 そして、男だけの一家に、靜かな さざ波が立ち始める・・・

菅原裕一・・・・・・・・・・・・峯田和伸
菅原隆司(裕一の弟)・・・・・・池松壮亮

鈴木里美(隆司の彼女)・・・・・土村 芳
今井亮太(裕一の幼なじみ)・・・米村亮太朗
田村修(智子の元夫) ・・・・・古澤裕介

橋本智子(浩二の再婚相手)・・・片岡礼子
菅原浩二(裕一の父)・・・・・・田口トモロヲ

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