【キャスト】
ローズ・スタイナー(大物女流作家):黒柳徹子
ギャヴィン・クランシー(売れない若手作家):錦織一清
アイリーン・モス(ローズの助手):菊池麻衣子
ウォルシュ・マクラレン(人気作家だったローズの恋人の幽霊):草刈正雄

【スタッフ】
作  ニール・サイモン
訳  丹野郁弓
演出  高橋昌也
   
美術  朝倉 摂
照明  沢田祐二
音響  高橋 巖
衣裳  黒須はな子
ジュエリー・デザイン  森 暁雄
ヘアメイク  西川直子
ヘアー(黒柳徹子)  松田孝一
演出助手  前川錬一
舞台監督  岩戸堅一
   
宣伝美術  和田 誠
宣伝  吉田プロモーション
   
製作  山崎浩一
プロデューサー  大竹正紘
制作  田中希世子
   
企画・製作  株式会社パルコ


ニール・サイモン Neil Simon〈作〉
1927年ニューヨーク生まれ。46年映画会社ワーナー・ブラザースに入社。48年より兄ダニーと組んでラジオやテレビ、ショーの台本を書き始める。55年「キャッチ・ア・スター」がブロードウェイのプリマス劇場で上演。56年兄がディレクターに転身したため一人でテレビ台本を書き始め、「シド・シーザー・ショー」、「サージェント・ビルコ」等のシリーズでエミー賞受賞。61年独立後の初戯曲「カム・ブロー・ユア・ホーン」がブロードウェイで大ヒット。その後、「裸足で散歩」、「おかしな二人」、「サンシャイン・ボーイズ」「第二章」、B・B三部作(「ブライトン・ビーチ回顧録」「ビロクシー・ブルース」「ブロードウェイ・バウンド」)、「ヨンカーズ物語」など次々傑作戯曲を発表。トニー賞、ピュリツァー賞など受賞多数。また、30を超える戯曲の8割近くが映画化され世界中で親しまれている。
▲TOP


高橋昌也 (たかはし まさや)〈演出〉
1930年東京生まれ。劇団新人会設立に参加。劇団四季、文学座、現代演劇協会・劇団雲を経て、75年演劇集団円に参加。俳優、演出家として幅広く活躍する。俳優としての代表作は「動物園物語」(62年・文学座)のジュリー役、「榎本武揚」(67年・雲)の武揚役、映画「女の一生」の伸太郎役など。また70年代後半から演出家としての活動に力を入れ、「建築家とアッシリア皇帝」(75、84年)、「うしろの正面だあれ」(83年)などの別役実作品、シェイクスピア作品など多くの話題作を演出した。87年に銀座セゾン劇場の芸術総監督に就任、99年の閉館まで務めた。在任中に黒柳徹子の主演作品「幸せの背くらべ」(96年読売演劇大賞演出家賞受賞、97年再演)、「ライオンのあとで」(97年)、「マレーネ」(99年)の演出を手がける。その後、パルコ製作となった黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズでも、「レティスとラベッジ」(00年)、「ポンコツ車のレディ」(01年)、「ブロンドに首ったけ」(02年)、「幸せの背くらべ」(03年)、「ローズのジレンマ」(04年)、「ふたりのカレンダー」(05年)、「ルーマーズ 口から耳へ、耳から口へ」(06年)、「リグレッツ・オンリー」(07年)と続けて演出を手がけている。近年は俳優活動も再開し、映画「笑の大学」、「透光の樹」(05年日本映画批評家大賞助演男優賞受賞)、「メゾン・ド・ヒミコ」等に出演。
▲TOP


黒柳徹子 (くろやなぎ てつこ)〈ローズ・スタイナー〉
東京音楽大学・声楽科を卒業後、NHK放送劇団に入団。飯沢匡作のラジオドラマ「ヤン坊、ニン坊、トン坊」でデビュー。NHK専属のテレビ女優第一号として活躍する。その後文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇スタジオで学ぶ。1961年の第一回放送作家協会女優賞をはじめ、数多くの賞を受賞。33年目を迎える日本で初めてのトーク番組「徹子の部屋」、23年目となるクイズ「世界・ふしぎ発見!」、3年目となる「ドリーム・プレス社」などテレビ番組出演多数。84年にはNHK放送文化賞を、06年には「徹子の部屋」で菊池寛賞を受賞。また著書の「窓ぎわのトットちゃん」は700万部というベストセラーになり、世界33カ国で翻訳されている。その印税による「社会福祉法人トット基金(日本ろう者劇団)」設立や「ナショナル・シアター・オブ・ザ・デフ(アメリカろう者劇団)」招聘協力、ユニセフ親善大使としての各国訪問などの活動にも力を注いでいる。主な舞台に「罠」(64年)、「マカロニ金融」(68、80年)、新劇合同公演「シュバルツの裸の王様」(80年)、「世の中みんなテスト病」(84〜87年)、NLT「ニノチカ」(89〜98年)、青年劇場「喜劇キュリー夫人」(92年〜)、NLT「幸せの背くらべ」(96年〜・初演、再演は銀座セゾン劇場)など。銀座セゾン劇場で89年から始まった海外コメディ・シリーズでは、銀座セゾン劇場閉館後シリーズを受け継いだパルコ・プロデュースと併せて21作品に主演している。96年「幸せの背くらべ」と「マスター・クラス」で毎日芸術賞、読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した。
▲TOP


草刈正雄 (くさかり まさお)〈ウォルシュ・マクラレン〉
1952年福岡県生まれ。1970年資生堂が男性化粧品ブランドとしてはじめて発売した商品「MG5」の広告で衝撃的なデビューを飾る。以来、正統派二枚目俳優として映像、舞台に幅広く活躍。主な舞台に、「ヴィクター・ヴィクトリア」(青山劇場他)、「マイ・フェア・レディ」(帝国劇場他)、「キャバレー」(シアターアプル他)、「パナマ・ハッティ」(帝国劇場)、「レディ・ゾロ」(松竹座他)、「越路吹雪物語」(全国公演、08年日生劇場他三演)「ケータイ刑事 銭形海」(赤坂レッドシアター)など。主な映画は、「沖田総司」、「復活の日」、「汚れた英雄」、「ブラックキス」、「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密〜銭形姉妹への挑戦」、「0093 女王陛下の草刈正雄」など。テレビドラマは、「ツーハンマン」(テレビ朝日)、「真田太平記」「花の乱」「毛利元就」「御宿かわせみ」「義経」「篤姫」(NHK)、「冗談じゃない!」(TBS)、「エコラボ〜もったいない博士の異常な愛情」「モンスターペアレント」(CX)、「ケータイ刑事シリーズ」(BS-i)、「100の資格を持つ女 2人のバツイチ殺人捜査」(ABC)など。
▲TOP


錦織一清 (にしきおり かずきよ)〈ギャヴィン・クランシー〉
1965年東京都生まれ。85年、「仮面舞踏会」で「少年隊」としてレコードデビュー。音楽賞の最優秀新人賞を全て獲得した。86年には青山劇場での少年隊ミュージカル「PLAYZONE」シリーズがスタート。毎年夏にシリーズの新作を発表し、23作目となる今年夏の公演でついにファイナルを迎える。他の主な舞台出演は「GOLDEN BOY」(エム・ザ有明他)、「スティング」(シアターコクーン)、「Lady, Be good!」(青山劇場)、「42ND STREET」(日生劇場)、「蒲田行進曲」(青山劇場他)、「カルメン」(青山劇場他)、「チャーリー・ガール」(帝国劇場)、「CABARET」(東京グローブ座)、「エドの舞踏会」(明治座)など。映画は「あいつとララバイ」、「ナインティーン」、「獅子王たちの最后」など。テレビドラマは「胸さわぎの放課後」(CX)、「ポールポジション」(日本テレビ)、「風呂上りの夜空に」「ホテルドクター」「はぐれ医者お命預かります」(テレビ朝日)、「北山一平アイラブ人生」「夢みる葡萄」「春のほたる」(NHK)、「愛のそば」「泣きたい夜もある」「渡る世間は鬼ばかり」(TBS)など。「少年タイヤ」(CX)、「夜は胸きゅん」(NHK)などにも出演。
▲TOP


菊池麻衣子 (きくち まいこ)〈アイリーン・モス〉
1974年東京都生まれ。92年、映画「薄れゆく記憶のなかで」で主役デビュー。96年、大人気となったNHK朝の連続テレビ小説「ふたりっ子」に双子の姉役で主演、全国区の顔に。慶応大学卒業の才媛であり、知性的な存在感が魅力。近年の主な出演作に、「ディア・ゴースト」「がきんちょ〜リターン・キッズ〜」(MBS)、「介護エトワール」「芋たこなんきん」「陽炎の辻」(NHK)、「軽井沢ミステリー」シリーズ、「愛の流刑地」(日本テレビ)、「ウォーターボーイズ」「津軽海峡ミステリー航路」シリーズ(CX)、「相棒Season5」「女刑事みずき〜京都洛西署物語〜2nd Season」(テレビ朝日)など。映画は「She’s Rain」「RAMPO」「忠臣蔵外伝 四谷怪談」など。舞台は「8人で探す“リア王”」(サンシャイン劇場)、「女の居場所」(明治座、08年再演)、「ハロー、グッバイ」(彩の国さいたま芸術劇場)「お父さんの恋」(パルコ劇場)、「WEL-COME toパラダイス」(東京芸術劇場)がある。「愛玩動物飼養管理士1級」「アロマテラピスト・インストラクター」などの資格を持ち、スキューバダイビング、ゴルフなど趣味も幅広く、それらを活かした仕事も多い。
▲TOP