アンデルセン・プロジェクト
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キャスト紹介
 
 
 
映像の魔術師 ロベール・ルパージュ   白井晃からのメッセージ
1957年カナダのケベック州生まれで、世界のアートシーンを牽引するマルチ・クリエーター。15歳のときに、伝説のロックバンド・ジェネシスのステージ「眩惑のブロードウェイ」を観て、舞台演出家を志す。ルパージュは舞台に映像表現を巧みに取り入れた先駆者、また日本文化、とりわけ伝統芸能への造詣も深く、歌舞伎のスペクタクル性や文楽のテクニックを随所に盛り込んだ斬新な舞台構成で、壮大な絵巻物語を展開させる名手として知られている。演劇以外でも、ピーター・ガブリエルのコンサート(「シークレット・ワールド・ライブ」「グローイング・アップ・ライブ」)や、現在、ラスベガスの常設会場で上演中の、シルク・ド・ソレイユの最新作「KA」の演出も手がけている。彼が演出する魔法のような舞台は観る者の心を片時も離さず、「ルパージュ・マジック」との異名をもつその卓抜なエンターテインメント性は、他の追随を許さない。
 
「海外から数多くの演出家が来日して活動していますが、ロベール・ルパージュは、私にとって最も印象深く、最も共感を抱いた演出家のひとりです。
衝撃だったのは、近作のひとり芝居『月の向こう側』。感銘を受け、客席でひとり茫然としていたのを昨日のことのように覚えています。ルパージュ作品は、視覚的効果を駆使した演出で、我々の既成の概念を、いとも簡単にぶち壊し、演劇表現の可能性を見せつけてくれました。
ロベール・ルパージュと私は同世代。ルパージュ本人と初めて会って話をした時から、初対面とは思えないほど、話題が多岐にわたり、共感できることが多く、「運命的な出会い」だと直感しました。
今回、ルパージュ作品の日本語上演に出演し、共に創作するプロセスは、自分にとって、もう一度演劇とのかかわりを見つめ直す、貴重な経験になると思っています。『アンデルセン・プロジェクト』を2ヶ国語で連続上演するのは、世界でも初めてのケース。ルパージュ版と白井版を両方ご覧いただければ、これにまさる喜びはございません。
  一人三役に変幻自在。俳優白井晃の魅力全開
 
1957年生まれ。舞台演出家、俳優。83〜02年にかけて遊◎機械/全自動シアター(83〜02年)を主宰。音楽劇から硬質なストレートプレイまで、美意識の高い、緻密な舞台演出が広く評価され、遊機械オフィス・プロデュースほか外部企画など演出活動の場を広げる一方、俳優としても舞台、映像ともに活躍中。01年、02年と連続して、第9回、第10回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。昨年演出した「偶然の音楽」(世田谷パブリックシアタープロデュース)にて、平成17年度湯浅芳子賞(脚本部門)受賞。
 
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会場・お問合せ:世田谷パブリックシアター(03-5432-1526)