ハーパー・リーガン

作 : サイモン・スティーヴンス
訳 : 薛珠麗
演出 : 長塚圭史
キャスト : ハーパー・リーガン:小林聡美
セス・リーガン/ジェームス・フォーチュン:山崎一
セーラ・リーガン/ジャスティーン・ロス:美波
エルウッド・バーンズ/ダンカン・ウーリー:大河内浩
ミッキー・ネスター:福田転球
トビアス・リッチ/マヘーシュ・アスラム:間宮祥太朗
アリソン・ウーリー:木野花
スタッフ : 美術:松井るみ 衣裳:伊賀大介 照明:小川幾雄 音響:加藤温
ヘアメイク:河村陽子 演出助手:坂本聖子 舞台監督:菅野将機
企画:佐藤玄 プロデューサー:毛利美咲 製作:山崎浩一 企画製作:株式会社パルコ

1971年生まれ。サイモン・スティーヴンスの戯曲「ブルーバード」は、1998年、ロンドンのロイヤル・コートで上演。スティーブンスは2000年から2001年、ロイヤル・エクスチェンジ・シアターのピアソン座付き作家および、2000年のロイヤル・コートのカウンシル・レジデンス劇作家を務める。次作「ヘロンズ(鷺)」(ロイヤル・コート、2001年)によって、オリビエ賞の最も有望な劇作家賞にノミネートされる。ラジオ劇「エリザベスへの五通の手紙」は、2001年ラジオ4で放送され、「ディギング」は2003年、同じくラジオ4で放送。続く舞台劇「ポート」(ロイヤル・エクスチェンジ、マンチェスター2002)は、2001/2002年度ピアソン賞最優秀新作戯曲賞受賞。「ワン・ミニット」は2003年6月、シェフィールドのアクターズ・ツアリング・カンパニーが上演、また同年ブライトンのパヴィリオン・シアターでクリスマス・プレミエとして上演される。両作品とも、2004年ロンドンのブッシュ・シアターに移って上演される。2004年、「カントリー・ミュージック」がロイヤル・コートで上演。続く作品に「オン・ザ・ショアー・オブ・ザ・ワイド・ワールド(広い世界の岸にて)」(2005年、ロイヤル・エクスチェンジおよびナショナル・シアター、2005年オリビエ賞最優秀演劇賞受賞)、「モータータウン」(2006年ロイヤル・コート、2007年シアター・オート賞最優秀外国劇作家賞受賞)、「ポルノグラフィー」(2007年、ハノーバー、ドイッチェス・シュハウスピールハウス、2008年、トレフェン、ベルリン・シアターに招待)。

1975年生まれ。96年プロデュースユニット“阿佐ヶ谷スパイダース"を旗揚げ、作・演出・出演の三役をこなす。98 年よりその活動を本格的に展開、着実に観客動員を伸ばしている。07年にはシアターコクーンへ史上最年少演出家として進出するなど、精力的に活動を展開している。04年の『はたらくおとこ』(阿佐ヶ谷スパイダースpresents)作・演出、『ピローマン』演出で第4 回朝日舞台芸術賞、第55 回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。05年には、作・演出した『LAST SHOW』(パルコ・プロデュース)で読売演劇大賞優秀作品賞を、06年『ウィー・トーマス』(パルコ・プロデュース)の再演で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。映画『tokyo.sora』(02 年石川寛監督)で高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞、映画『リアリズムの宿』(04 年山下敦弘監督)では主演を務めるなど俳優としても積極的に活動している。『マイ・ロックンロール・スター』、『LAST SHOW』『SISTERS』と3年ごとにパルコ劇場への作品を書き下ろしている。パルコ劇場での最新演出作品は、10年4月「Director's choice Vol.3 スプーンフェイス・スタインバーグ」(麻生久美子出演)。

82年に映画「転校生」で初主演。おもな出演作品にTVドラマ「やっぱり猫が好き」、「すいか」(03)、「神はサイコロを振らない」(06)、「1ポンドの福音」(08)、「2クール」(08)、映画「かもめ食堂」(06)、「めがね」(07)、「プール」(09)など。著書に「アロハ魂」(幻冬舎)などがある。10月下旬には映画「マザーウォーター」が公開予定。
舞台出演は2005年以来5年ぶりとなる。

東海大学工学部応用物理学科卒。卒業後、早稲田小劇場等、小劇場で活動後フリーになり現在に至る。幅広い役柄を演じる名バイプレーヤーである。
主な出演作品に、<TV>NTV「赤鼻のセンセイ」(09)、EX「マイガール」(09)、EX「熱海の捜査官」(10)、<映画>「ダメジン」(05)、「タイヨウのうた」(06)、「グミ・チョコレート・パイン」(07)、「世界で一番美しい夜」(08)、「罪とか罰とか」(08)、「食堂かたつむり」(09)<舞台>「ヒネミ」(93)、「カラフルメリィでオハヨ」(97.06)、「ひばり」(07)、「ドラクル」(07)、「人形の家」(08)、「組曲虐殺」(09)、「東京月光魔曲」(09)、「農業少女」(10)
パルコ出演舞台は「SLAPSTICS」(03)、「ミッド・サマー・キャロル」(04)、「魔法の万年筆」(07)、「ピローマン」(04)<長塚圭史演出作品>

1986年東京都出身。「バトル・ロワイヤル」(00年・深作欣二監督)にて映画デビュー。03年に資生堂「マジョリカ・マジョルカ」のCMモデルに抜擢。それ以降、モデル・舞台・映画と多面的に活動。
主な出演作品に、CX「OLにっぽん」(08)、NTV「有閑倶楽部」(07)<映画>「バトル・ロワイヤル」(00)、「さくらん」(07)、「デトロイト・メタル・シティ」(08)、「乱暴と待機」(10年秋公開予定)<舞台>NODA・MAP「贋作・罪と罰」(05)、「エレンディラ」(07)、「かもめ」(08)パルコ劇場出演舞台は、「ラヴ・レターズ」(09)

神戸出身。映像・舞台を中心に幅広く活躍。主な出演作品に、 NHK「葵徳川三代」(00)、TBS「ケイゾク」(99)、CX「踊る!大捜査線」(97)、EX「トリック2」(02) <映画>「12人の優しい日本人」(91)、「クヒオ大佐」(09)、「メゾン・ド・ヒミコ」(05)、「容疑者室井慎次」(05) <舞台>「どん底」(08)、「しとやかな獣」(09)、「怪談牡丹燈籠」(09)、「甘え」(10)

大阪芸術大学舞台芸術学科ミュージカルコース卒業。93年に「転球劇場」を旗揚げ、座長を務める。 以降、2006年のさよなら公演まで13年間、31作品全作品に出演。構成・演出を手がけた。2008年4月早くも再結成。 独特の笑いのセンスとにじみ出る哀愁を持ち味に、外部作品にも多数出演。映像分野でも活動中。
主な舞台出演作品に新橋演舞場『憑神』(07)、『春子ブックセンター』(08)、 『昭和島ウォーカー』(08)、福田転球×平田敦子÷上田誠『ミッション女プロジェクト男』(10)

1993年神奈川県生まれ。ティーン向けファッション雑誌のメンズモデルとして活躍。現在はテレビドラマを中心に活躍。演技力には定評があり、現在TBS「ヤンキー君とめがねちゃん」にレギュラー出演中など、今後期待の新人である。舞台出演は今回が初舞台となる。
主な出演作品に、NTV「スクラップティーチャー」(08)、TBS「ヤンキー君とめがねちゃん」(10)

弘前大学教育学部美術学科を卒業後、中学校の美術教師となる。退職後、上京して演劇の世界に入る。
1974年に東京演劇アンサンブル養成所時代の仲間5人と、女性だけの劇団「青い鳥」を結成。翌年に旗揚げ公演を行い、80年代の小劇場ブームの旗手的な存在になる。86年、同劇団を退団。現在は、女優・演出家として幅広い分野にて活躍中。主な舞台出演作品に、「花の紅天狗」(劇団☆新感線・03)、「友達」(演出:岡田利規・08)、「片づけたい女たち」(る・ばる・07)※演出、「来来来来来」(劇団、本谷有希子・09)、「えれがんす」(シス・カンパニー・10)